こんにちは曽根です。
今回からコンペ用に作った作品のメインキングをお見せしていければと思います。
制作の様子は作業した日ごとに日記形式でお送りします。
2作品つくったうちのまずは小さい赤鬼「胎鬼」の方からいってみましょう。
2025/07/21
ネットで造形のコンペを探していると、「MONSTER Exhibition2025」というコンペを発見。
渋谷のヒカリエで行われる「モンスター」がテーマだったらグラフィックでも造形でも何でもありの企画展で、大賞とかも決めたりするというもの。
すでにモンスターっぽいものを作っていたので「なんてちょうど良いコンペなんだ.....!」
と思って申し込み締め切り日をみると、「7/21迄」との記載。
急ぎで申込用紙を埋め、「まあ最悪辞退しても良いしな…」と軽い気持ちでエントリー。
全員がエントリーしたら展示できるわけではなく、そこから書類審査?的な流れになるよう。
そこから暫くはこの後に見つけた別なコンペ用の作品の制作に追われることに。

申し込みの際に準備した資料
2025/08/31
書類審査の結果のメールが来た。無事展示できることに。
しかしもう一つのコンペ制作に追われてあまり気にかける余裕が無く、
この段階ではとくに何の準備もしていない。

2025/09/04
この日のアイスバーグの定例mtgで2つのコンペにちゃっかり参加していることをメンバーに報告。
「ただmonsterの方はちょっと間に合わなさそうなので辞退もあるかなと….」
なんて弱気な事をぬかしていたら
「参加したほうが絶対良いでしょ」と強めに言われたのでこのタイミングで重い腰がようやく上がる。
もう片方のコンペはデジタル造形になりそうだったので、
こちらのコンペはリアル造形でのフィニッシュを目指す方針に決めた。
2025/09/07
プリントするまでは作業の流れの想像がついていたが、その後の塗装の工程が全く想像がつかなかったので取り敢えずcolosoでフィニッシャー スズキしんや氏のエアブラシ塗装のチュートリアルを購入。
機材周りから一通りの塗装のフローを確認。この段階では機材も何もなく、さらに一番問題だったのは塗装場所。プリンターは会社に置かせてもらい作業しているのだが、塗装となるとさすがにオフィスでやるわけにいかないので、塗装できそうな場所をしらみつぶしに捜索。
しかしびっくりするくらいヒットしない。
ガンプラ塗装に特化したスペースなどがあるのだが、半年先まで予約埋まっている大人気ぶり。
ほかにもDIY出来ますよを売りにしているスペースに、「機材持ち込みで塗装とかって…..?」と聞くが「あ、そういうのは厳しいですね….」とかたっぱしから断られる始末。どうしたもんかと頭を抱える。
2025/09/09
塗装場所の捜索を続けていたが、もう即日入居の事故物件借りてやるしかないという結論に至る。
そこから手ごろな事故物件捜索にシフト。しかし事故物件はあるはあるのだが、住居にするには格安だが、エアブラシ塗装のためだけの作業場として借りるには少し高い。
「特級の事故物件はないか…..」と破格の物件探しを小一時間続けたが、なんか途中でアホらしくなったため、腹を括ってベランダでやる方向に決定。
さっそく塗装に必要なエアブラシなどの機材まわりをどかっと購入。

大島てるから逆算で事故物件を探すという手法を採用
2025/09/12
プリントするモデルのブラッシュアップ作業。
元々作っていたモデルだが、ちゃんと完成させていた訳では無かったので細かい部分の詰めを行う。
それに加えて、パーツを分けたり分割したパーツを組み合わせるダボという接合部分のパーツをつけたりと、プリントのための準備を進める。ダボとかはあまり調べもせず勘で作ったため、後ほど大いに後悔することになる。
後ほどそんなことになるとも知らず、この日の夜に、「ヒックとドラゴン」という、元はCGアニメの実写リメイク版のIMAXの最終日だったので劇場に駆け込む。
ヒックとドラゴンは個人的大傑作なのと、元のCG版の監督が実写版も監督しているので期待値MAXの状態で鑑賞。
冒頭の「This is berk …..」というセリフでもう鳥肌。主人公のヒックが、相棒のドラゴンのトゥースにまたがり飛行するシーンではトップガンマーベリック以来なかった「映画(映像)の喜び」を堪能。
最高の映画でした。続編もガンガン作って欲しい。

最後は関係ない話になってしまいましたが、以降の組み立てや塗装については後編に続きます!ここからが地獄!
