こんにちは曽根です。前回の記事では光造形プリンターを箱から開封して、出力し始めるところまでについて書いたんですがその続きになります。それではいってみましょう。
出力を開始したところ5時間くらいかかるようだったので、出張で撮影に来ていた北畠さんたちとランチに牛タンをキメるなどして完成を待ちます。関係ないですが「ここではこれを食べておけ」って決まってるのってその風土を分かりやすく感じられて良いですよね。

待っている間に2つすでにやらかしていることに気が付きました。1つ目は、レジン硬化のための紫外線を照射する底面のライト部分に貼られたシールを剥がすのを忘れていました。。一部分ではあるのでどのくらいの影響が出るかは分かりませんが、確実にシールの貼られている箇所は硬化が出来ないでしょう。とほほ。

剥がし忘れたシール
もう一つは、やたらレジンに気泡が出ているなと思ったのですが、どうやら使用前にはレジンボトルをちゃんと振ってから使ったり、プール内に入れてからもかき混ぜたりしてちゃんと気泡を取り除く必要があるようです。気泡がある状態でプリントしてしまうと強度が下がったり、モデルの表面に穴が出来たりしてしまいます。とほほ。

すでに失敗濃厚だなとなり始めたところで、トドメの一撃になる事態が発生します。8割くらい出力出来ているであろうタイミングで中の様子を見てみると……..

おや?
本来であれば背中を上にして腹の方へとモデルが出来上がっていくはずなのですが、サポートから脱落してケツがレジンに浮いてしまっています。。

出力しているモデル

佐々木さんのタコ
完全に心が折れてしまいましたが、ただ佐々木さんのタコのモデルは上手く出力できているようだったので出力しきるのを待ちます。
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プリントが終わったのでモデルを取り出していきます。


タコは綺麗にでているようです!底面の直角にかけているところは、剥がし忘れたシールでふさがっていた部分ですね。ちなみに松永さんのモデルも入れていたのですが、ちょうどシールとかち合っていたので微塵も出力されていませんでした。モデル準備してもらったのにすみません…
自分のモデルはというと….


なんてかわいそうな姿なんでしょうか…..言葉も出ません。「これが光造形の難しさか….」 と洗礼を受けたような気持ちになります。
今回なぜ失敗したかについてですが、この後何回か試してみない事には正確に判断付かないところがあるのですが、様々な3dプリントの動画や記事などを参考にしてまとめてみました。
最下層部分の照射時間が短い
サポートの本数が少ない
サポートの強度(太さなど)が足りない
モデルの設置角度が良くないーモデルの面積が多くなりすぎている
レジンの撹拌わすれ
レジンの温度管理
盛りだくさんですね。道のりは長いし険しそうです。。

出力物は洗浄した後、硬化処理をしました。最初のプリントはかなり残念な感じになってしまいましたが、改善すべき箇所がかなり明確になった気がするので、次回こそはなんとしてでも成功させたいと思います。

